2007/4/14 土曜日

ブラッド・ダイヤモンド

Filed under: 映画 — 滝太郎 @ 20:17:42

西部アフリカのシエラレオネを舞台にブラッドダイヤモンド(血塗られたダイヤモンド)、または紛争地ダイヤモンドをめぐる争いを描いた映画である。反政府組織にダイヤモンド採掘をさせられていた漁師が大きなピンクのダイヤモンドを発見し、隠す。それをかぎつけたローデシア(現ジンバブエ)出身の元傭兵の密輸商人(レオナルド・デカプリオ)、反政府組織、軍隊が争奪戦を繰り広げるといったストーリーである。内容的には社会派としてもアクションものとしても見ることができる。

ストーリーはフィクションだけど、登場する反政府組織のRUF(統一革命戦線)は実在していて、映画が舞台とした1999年には実際にシエラレオネで内戦が行われていた。去年見た「硫黄島からの手紙」もそうだったが、この映画も人がゴミのように捨てられていく戦争の恐ろしさが描かれていた。特に印象に残ったのは、RUFに誘拐された漁師の息子が洗脳され少年兵士とされていくところだ。人を殺させ、感覚を麻痺させられて道具として使われていく。感情を麻痺させられてロボットのようになった子供は親と再会しても親とわからなくなってしまっている。そんな子供たちが世界の紛争地には何十万(ユニセフの試算では約25万)といるという。人が自分のやりたいことをできずに人殺しをさせられるということが今この世界にもたくさんあるというのを考えるだけでもぞっとすることである。

主演はレオナルド・ディカプリオで、タイタニックのころはただのかわいいニイチャンというイメージだったが、この映画のようなハードな役柄もこなせるようになって、男が見てもカッコイイ役者になったなあと思う。同じディカプリオの映画で「ディパーテッド」がアカデミー賞を取ったが、むしろこっちがアカデミー賞ものなのではないかと思った。それぐらいよかったと思う。まあ、アメリカには耳が痛い映画なのかもしれないが。

これが遠い場所での自分たちと関係のない戦争なのかというとそうでもない。ここでゲリラが掘ったダイヤを買っているのは日本を含む先進国の人々なのだ。少なくともダイヤを買うときは確認したほうがいいんじゃないかと思う。

以下が紛争地ダイヤモンドについてのサイトです。興味があったら見てください。

http://www.diamondfacts.org/japanese/index.html

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