渡辺謙!!
23日に慶応大通信生のカミサンの誘いで、学祭の渡辺謙の講演会に行ってきた。
主演したクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」が公開直前なので、映画の宣伝とかハリウッドの話がメインなのかと思ったら、ほとんどが戦争の話だった。しかも、会場に来ていた人との対話形式で、まったく椅子には座らず精力的にいろいろな話をされていた。
渡辺さんは今度の映画を演じるためになぜあのような戦争が起こったのかを勉強したようだ。それで現在の日本に危ういものを感じているようだった。あの当時、戦争に反対していた人はいたはずだが、それをおおっぴらには言えないムードがあり、そして戦争にいたってしまった。それを繰り返してはいけないという思いが今回の映画を通じて訴えていきたかったようだ。
講演の中で印象に残った渡辺さんの言葉。
「戦争は起こってしまったら個人の力では押しとどめられない。起こらないように、努力しなければならない。」
「ある政治家と話したときに『こうすれば勝ててた。』といっていたが、そうではなくて、戦争をやってはいけないのだ。」
「この映画では戦争は悲惨だけどヒーローはいた、という映画にはしたくなかった。“戦争にヒーローはいない”」
「監督のクリント・イーストウッドや他のキャスト、スタッフともに“戦争は犠牲者しか出さないこと”“命の大切さ”をメインテーマに掲げて撮影に臨んだ」
自分も最近の政治に居心地の悪さを感じていただけに、同じ気持ちの人がいるのだなと、少しだけ安心し、勇気づけられた。戦争が起こってから後悔しても何もできない、後悔しないように自分は何をすればいいのか、考えていきたい。
もちろん戦争の話以外にも、プライベートの話や他の映画の話もされていた。とにかくどんな役でも演じる前にはかなり徹底して役に対する勉強を行い、納得してから演技を行っていることがよくわかった。戦争に”かっこいい”はないが、この講演会の渡辺さんはかっこよかった。とても充実した講演会だった。
トラックバック URL :
コメント (0)
