2006/5/28 日曜日

僕は夢を見た、こんな満開の桜の樹の下で

Filed under: 日記 — 滝太郎 @ 2:29:11

去年の11月の「夕鶴」以来のオペラを見てきた。主役の樋口達哉さんが目当てである。相変わらず樋口さんのテノールはすばらしく、朗々とホールに響いていた。脇を固めている方もすばらしく、とてもいい公演だった。

題名を見てわかるように坂口安吾の「桜の花の満開の下」が主なモチーフになっている作品だ。妖しげな桜の樹の下で全編が展開する現代オペラだ。主人公は現実から夢の世界へ誘い込まれ、何でも思うとおりになってしまう夢に疑問を持ち、また現実へと戻ってくる。

こういうと幻想的で難解な作品かと思われるかもしれないが、そんなこともなかった。閉塞的な状況を突破しようとして、結局は失敗してしまう青年の話だが、フリーターやニートの問題、バブルの崩壊など現代的な題材を扱っていた。また、仮面ライダーのショッカー、スターウォーズのジェダイやレイザーラモンHG(RG?)を思わせる小ネタの数々が随所にちりばめられて、オペラを知らない人でも楽しめる仕掛けが満載だった。

こういう日本語のオペラがどんどん出てくれれば、日本の音楽の裾野も広がるのではないかと思う。

2006/5/21 日曜日

台風一過

Filed under: 日記 — 滝太郎 @ 0:41:07

台風一号が去って、気持ちよく晴れた。午前までは多少雨が残っていたためか、今日の鎌倉は観光客も少なめだった。
台風の風がまだまだ強く、うちの周りの山の木がザワザワと葉をこすらせながらゆれていた。こういうときは、テレビや音楽の音を消して、その葉がこすらせる音を聞いているのが好きだ。しばらくの間この音に聞き入っている。時々、鳥の鳴く声もして、自然の音だけに包まれる。心が静まっていくのがよくわかる。
平日は東京都内の外も見えないオフィスで働いている。そこは見えるものはすべて人工物、聞こえる音はすべて人工音で息が詰まってしまう。週末のこういうひと時で心の平衡を保っているのだろうなと思う。土曜の朝の静かな時間がとても好きだ。

ところで、台風一過って昔は子供のころ台風一家だと思ってた。いっぱい来るのかと…。それにしては晴れてるなと思った。透明高速ってのもあったなあ。

庭の梅ノ木越しに見える青空。すごい勢いで雲が流れていた。
梅の木
家の前に咲いているバラ。台風に吹き飛ばされるかと思ったが、しっかり持ちこたえた。
赤いバラ

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